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AMモードの変調問題を解決

固定のタワーを撤去したので、移動運用の新しいリグとしてFT-991Mを2015年5月から導入したが、
どう調整してもAM変調が歪んで濁った音になりとても交信できる状態でなかった。だがまだ、この時点
ではまだ、必ず調整の最良点があるのだと信じて、どうにかなると考えて対応していた。最初の対策と
して3バンドマイクイコライザーをためそうとした。だが、その時点でファームに問題がありイコライザは
動作しなかった。そこで、音声のうち歪みの顕著な低音をカットするローカット・マイクコンプレッサーを
製作し、どうにか交信が可能な状態とした。それでも、その独特な音調のためレポートは芳しくなかった。
いよいよ同年7月のアップデートで3バンドイコライザーが使えるようになったので、期待して調整してみ
たが今ひとつなのだ、ハムフェア2015でメーカーの方に説明を聞いたときも、他に方法はないというよ
うな話であった。AMのマニアの方ならどうにか工夫してほしいという答えを聞きさらにがんばって見ること
にした。同年10月でもやっぱり調整を続けており、音声の主要成分である400Hz〜800Hzの間が強く
歪むこともわかった。それならと、その周波数を減衰させてはみたものの、声の主成分に近いのだから、
当たり前と言えば当たり前なはなしで、声が電波に乗らないのだからどうにもならない事態なのです。

AMの電波や送信機の仕組みを知った人ならこう言うはずです。SSB出力50W機ならAMは1/4出力で
12.5Wの出力にキャリアを調整し、音声もむやみに強めずALCが変動しないような範囲に軽く変調をか
けるべきだ!と。取説通りに使わないで過変調な使い方をするからこんなに歪んだ変調になるのだ? 
そのように考えるのが当たり前でたしかに正しいはずです。当然、そのように信じて6ヶ月のあいだは
ただただ毎週繰り返し調整してみましたがベストポイントが見つからないのです。 初期型の不具合の
可能性も含めてメーカーを完全に信じて調整をし続けていたのです。リグが悪くないと仮定し、話し方の
癖と自分の声の質かもしれない。抑揚の無い平坦な声に狭い帯域の声で話せば良いはずだ。ならば、
一つの手段としてコンプレッサーやプロセッサーが有効だ。試したのがボーカル用コンプレッサーリミッター
のdbx-289sだった・・・。 これで解決と信じたが、やはりどんなに最良点を探しても歪みが残ったのです。

自分が使いこなせないものを、簡単にメーカーのせいにするのもイヤだった。11月まで実験を続けたが、
ほとほと困り果て、機械のせい等にしたくなかったが、ついにメーカーに送ることを決心したのです。

メーカーに送って約10日ほどして電話でALCの内部調整・修理?でAMの交信が出来るようにしたとの話、
その後戻ったFT-991はさすがメーカーですね、ちゃんと簡易な調整でもQSO可能になっていた。  

下手な考え休むに似たり・・メーカーに送ってチェックしてもらうことを、私たちは考えるべきです。  

ここに書いたことは、FT-991タイプだけのことで、FT-991Aでは全く問題が無いようです。



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