TRX-602 
 アイテック社の本格的キット(RITも付いている)。ローズキット。

はじめからVXO回路が別のシールドケースに入っており、RIT回路も付いているので、実用になる十分な性能です。
しかし、作ってみると何か工夫したくなるもので、いろいろやってみました。
10Wのパワーモジュールを使ったリニアアンプを同一筐体に組み込みました。フロントパネルにあるスイッチを使って
切り替えています。
QRPP局など微弱な信号に対応するため受信感度がもう少しあればということで、フロントエンドを3SK121と交換して
あります。
微弱な信号から超強力な信号までひずみ無く受信できるのですが、超強力な信号はロケーションの良い場所では
鼓膜が破れそうな大きな音になってしまいます。そこで、SSBジェネレータのIFにかけるAGCの信号を利用して一定
以上の強力な信号(Sメーターで9+30dB程度)が入った場合にはFETにミュートをかけるようにしました。
長時間の運用で周波数がずれるのを修正するため、周波数カウンタ用の出力をVXO出力から一段のバッファを付け
て左側面にとりだしました。

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