はじめての木材加工 【材料と加工に関する技術】

全工程を短時間で見られる動画をアップしました。

 この作品は、はじめて木材加工に取り組む人にとってわかりやすいことを第一に開発しました。
はじめて取り組む作品は、わかりやすく作りやすく工夫しやすい作品が適していると思います。
なぜなら、わかりやすい作品は作り手に多少なりとも余裕が出来ることで、安全に一つ一つの技術の
基礎・基本を学べるからです。そして、一人ひとりがもっている創造・工夫する力や緻密さを引き出す
ことにもつながります。技術は実践的・体験的な活動を通して伸ばしていく事が大切なのです。
 ☆わかりやすいことは最初の段階で抵抗感が少なく興味を持ちやすいです。     
 ☆作りやすいことは取り組む途中でのあきらめを減らせます。              
 ☆工夫しやすいことは人が本来持っている工夫し創造する気持ちを大きくさせます。

特徴として、設計の基本は左右対称ですから、少し考えれば片側の側板部品を仕上げれば、
その部品が定規の代わりにもなり、反対側と大きさを正確に合わせた加工が簡単にできます。 
背板は後ろから取り付ける方法を採用し、長さの調整をあとからじっくり行って仕上げることも可能です。 
また、背板は2本のうち1本しか取り付けられない場合でも40mm幅としたことによって、木ねじまたは
釘を左右2本ずつ用いて固定することができるので、丈夫な構造を作り出すことが出来ます。 
さらに、釘と接着剤を併用して頑丈な接合を選ぶことも、後日材料の再利用や工夫・改造などが楽しめる
ように木ねじのみによる接合を選択することも可能です。 作った作品をそのままの形で長く使うのも、
手を加えて長く楽しむのも、どちらも地球環境にやさしいことです。 
木ねじを選択すれば、最終的にリサイクルに出す際も木材と金属に分けることが簡単に出来ます。 

ここからものづくりをはじめるみなさんにとって、はじめて取り組む作品として十分に満足できる作品になると思います。

接合方法の資料はここをクリック

[インデックスへ]