TRX-501

だいぶ前になりますがTRX−501を製作して原稿を書いたことがありました。
製作と原稿のお誘いをいただいてふたつ返事で引き受けしました。 若かった・・・
なにしろMS-DOSの時代だったので、紙ベースはありますが、打ち込む気力もないので、
適当にまとめることにします。 いつのだったか、詳しくはCQバックナンバーを御覧下さい。

さて、AMトランシーバは昔の技術と思われがちですが、これが以外に奥深いです。
デジタルと違って、とにかくアナログですから配線などポイントを外すと回路は合ってても
変な音になったりします。 それが、めんどうで楽しくて面白いわけです。
メーカー製のトランシーバはそこら辺の対策はちゃんとやってるから心配はあまりないのですが、
こんな、QRPだってアナログのAMですから、油断は出来ませんよ。

キットはユニットごとに別の袋に入っていました。
説明書も丁寧な物が付いてて、とにかく親切だと思います。
これをきっかけに、自分で考えて別の物を作ってみようなんてステップアップにも、
とってもいい資料になります。 そして調整には発売当時はたしか測定用メーター?
を販売していたと思います。 私の場合は、中古のレシーバーを使ったりしました。

送信回路には変調用のトランスが乗っています。

各ユニットは中で接続してトランシーバ化します。

上が完成した時点の写真です。 この後、鹿野山で運用したら、周波数のずれが気になったり、
良く聞こえなかったりしたため 455の受信用フィルタをCFU455G(9.5kだそうです)に交換しました。 
とっても聞きやすくなりました。

後にエアバリバージョンが出たらしいですが、初期はポリバリです。 これって乱暴に扱うとすぐ壊れます。
下の写真のメーターには白色LEDをつけました。

マイクの入力からの回り込み対策に練炭みたいなコアとコンデンサをつけました。

入り口が大切なら出口も大切です。 T型とπ型をつけました。 JARLの技研でスペアナにかけたりもしました。

そんなわけで現在も使っています。

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